放射能はどこまで危険なのか? ② 武田邦彦先生の大罪①
前回のエントリーを書いた後、しばらく経って思ったのは、日本は過去に広島、長崎と2度にわたり原爆を投下されている世界で唯一の被爆国(中国共産党が東トルキスタンにおいて地上で核実験を行っているので、唯一の被爆国ではないですね)ので、その時のデータが多少なりともあると思うんですよね。
原爆が落ちた後、どのぐらいの放射能がその場に残存したのか、それはどのような経過を辿って減少していったのか、それらは人体にどのような影響を与えたのか。
もちろん、当時計測することは不可能だったでしょうが、どのぐらいの放射線が存在したかは、ある程度推測できるような気がします。
それは、原発事故後の福島(といっても広いですが)と比較して、どうだったのか?
素人なので個人的な見解ですが、当時の原爆の爆心地付近と比較して、福島の放射線の数値はどうなのかを考えてみた場合、たとえ福島原発に近い地域であっても、当時の爆心地付近よりも数値が高いようには思えないんですよね。
広島や長崎はその後復興し、今ではたくさんの人々が(広島は100万人以上)住んでますね。
広島も長崎も大がかりな除染などしてないでしょうし、前回のエントリーでも書きましたが、被爆して生き残った方の平均寿命は、全国平均よりも高くなってます。
自主避難も含めて、あそこまで大規模な避難は必要だったのか?
私は専門家ではないのでわかりませんが、どうも、裏にいろいろとありそうですね。
書きたいことはいくつもあるのですが、今回は武田邦彦先生について書いてみようと思います。
震災直後から放射能の専門家としてテレビに出まくってましたし、今でもバラエティに出ているので、ほとんどの方がその顔をご覧になったことがあると思います。
一方で、なぜか保守系であるDHCテレビの「虎ノ門ニュース」や「ニュース女子」にもレギュラーで出てますね(ペンギンは以前ほど視聴しなくなりましたが)。
「虎ノ門ニュース」で初めて武田先生を観た時、違和感を覚えました。
どうして、この人が出てるのか、と。
さて、放射能に関する武田先生の論調というのが、
とにかく危険
というものでした。
さらに、個人的にテレビで観た中で一番酷かったのが、
「東北(東日本?)で採れた食べ物はすべて破棄しなきゃダメ」
というものでした。
もう、絶望的な言葉ですね。
当時は放射能の専門家という肩書を持つ学者、という目でこの方を見ていましたので、家族全員テレビの前で青くなっていました。
ただ、deliciouscoffeeさんのこちらの記事では、武田先生の見解を真っ向から否定していましたので、ひょっとしたらこの方の言っていることは間違っているのではないか、という思いもありました。
その記事の中では、
・武田先生が過去の自分の発言(震災直後でも放射線はそれほど危険ではないと言っていた)を翻し、とにかく放射能の危険性を強調しだした。
・やたらとパチンコを礼賛している
などと同時に、
・放射能はそれほど危険ではなく、現在の数値ならば何ら問題はない。
むしろ、通常より少し放射線量が多いぐらい(10~490ミリシーベルト)であれば、癌の発生率は減少する(長崎原爆の被爆者の追跡調査から)。
といったことが書かれてありました。
当時、少し、というかかなり安心はしましたが、それでも完全に信じきることは出来ませんでした。
ただ、それからかなり経ち、田中保郎先生や藤田紘一郎先生が講演でたまたま放射能について言及されるのを動画で視聴し、いろいろ総合的に考えてみて、自分の中ではですが、福島の原発事故は、建物内部は別として、外についてはほぼ健康に問題なかったのではないか、ましてや数㌔離れた地域に関してはまったく問題ないのではないか、そんな考えに変わってきています。
それでは、原発事故直後のマスコミのあの大騒ぎ、そして、武田先生は何故あれほど異常なまでに不安を煽ったのか?
それに関連して、今日とんでもない記事を見つけました。
ほぼ毎日読んでいるパチンコ屋の倒産を応援するブログ さんの記事ですが、2015年は読んでいなかったのか、見落としていた記事がありました。
2015年3月31日 のエントリーですが、ここから一部抜粋します。
さて、ここでちょっとこんなネタ。
電波を垂れ流し続ける武田邦彦のブログでは以下。
http://takedanet.com/archives/1013802442.html
あと3年・・・日本に住めなくなる日 2015年3月31日
ある読者の方が線量計を持っておられて、それを使って毎日、定点観測を続け、その結果をお送りいただいた。測定は毎日、朝は職場、夕はご自宅玄関前、夜は自宅居間就寝前 の3回の測定を標準として、その平均値を整理しておられます。場所は三重県です。
それをグラフにプロットしてご自宅付近の放射線量の変化を見ておられます。科学的に正確でデータもシッカリして、これこそ「被曝の問題を日本人一人一人で取り組み、より安全な生活を目指そう」という活動のなかですばらしいものと思います。
データの詳細は別にして、昨年の9月頃より三重県の放射線量はわずかならが上がっていて、一次方程式(y=ax+b)で書けば、今年の1月から3月までの平均がb(つまりおおよその最初の状態)が毎時0.10マイクルシーベルト、a(変化)が0.0004((マイクロシーベルト/時)/日)です。
もちろんデータは個人が測定したもので、ある場所に限定されますし、また最小自乗法でaやbをだされていますが、それも科学的には問題はありません。
これから計算しますと、若干の内部被曝なども加味して、三重県の外部からの被曝が1年5ミリになるのは、2012年1月から3年4ヶ月後となります。つまり、2015年4月1日になると、三重県には住めなくなるという計算結果です。
~以下省略~
(2012/4/27 武田邦彦ブログ)
消されても困らないように魚拓こちら。
http://megalodon.jp/2015-0114-1027-19/takedanet.com/archives/1013802442.html
武田邦彦が言う日本に住めなくなる日のタイムリミットが今日でございます。
そんなことを言いながら国内で活動している武田邦彦はどうするんでしょうか?
ニヤニヤしながら眺めるネタとしてご利用ください。
こんなことを書いていたんですね(笑)
武田先生によれば、福島から遠く離れた三重県でさえ、2015年には人が住めなくなる、と。
しかし、2018年現在、武田先生ご自身が三重よりもはるかに福島に近い東京のスタジオでテレビ出演されてますので、ブログに書いたことはでたらめだったと、ご自身の行動で証明されている(笑)。
現在2018年ですので、2012年から3年はとっくに過ぎてますが、平気な顔でテレビに出て恥ずかしくないんでしょうか?
真正のクズですね。
この人は学者でもなんでもなく、詐欺師だと思います。
しかし、この方の言葉を鵜呑みにして自主避難をした人も大勢いるわけですし、福島や被災地はとんでもない風評被害に見舞われたわけです。
ぞっとしました。
武田邦彦氏に関しては、もう少し書いてみたいと思います。
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